Monday, July 04, 2011




ヤジ馬的に思われても構わんけど
とにかく見たいという気持ちが強くでていた。
東北行きを決めた途端自分は何をどうしたいのか見えてきて
とりあえず行き先を決めることに。
でもボランティアを受け入れる場所や情報の多さに戸惑い,
安易といわれそうじゃけど地図を見て
最初に目に入った場所に行こうと決めた。
それが岩手県の陸前高田市。
地元のボランティアセンターを通し依頼主の元へ行き活動した。

ひとり公共乗り物乗継いで行き,現地での移動手段に困ってたところ
北海道から会社で来たチームに出会い
頼んで同乗させてもらい一緒に行動した。
初日、山深い場所にあるボランティアセンターから依頼主の元へ移動。
渓流望みながらの山道,ツーリングにいい道じゃなぁって眺めていると
急に景色が変わった。
辺り一面瓦礫だらけ,ものすごい高さの瓦礫の山、そして潰れ果てた車。
こんなとこまで津波がきたのか,
3ヶ月経つのにまだこんな状況なんだと絶句。
依頼は防波堤すぐ内側の瓦礫撤去、依頼された土地範囲のみをやる。
すべての人がボランティアを希望してはいない。
自分の土地に勝手に入ってほしくない人もいるからだ。
依頼主のおじちゃんと津波がきた時の話や世間話をしつつ
チーム北海道とウチで8人、狭い範囲あっという間に撤去片付く。
「明日もお願いねぇ〜」おじちゃんにいわれ
2日目。おじちゃんはまた同じ場所で「今日も頼むよ〜」と言いながら
昨日と同じ話、津波の話世間話を繰り返し繰り返ししてた。
さすがに片付けるものはなくなる。でもいわれた範囲外は瓦礫だらけ。
勝手に片付けるわけにもいかず
無駄な動きをしてるもどかしさいっぱいだった。
しっかりやりきって帰りたい気持ちがやはりあったからね。
でもそんな気持ちが完全になくなったのは二日目の活動終了時間
おじちゃんが現場に戻って来た時だった。
片付いた場所を一度も見ることなくウチらに向かって
「明日もお願いねぇ〜」そして同じ話を繰り返し。。。
そん時やっと気がついた。
このおじちゃんは撤去してほしいんじゃない,話したい会いたいんだって。

ボランティアを受け入れてくれる無料宿で皆で雑魚寝、
各地からきた人らと話し合った。
依頼の仕事の中には話し相手を希望してくる人もいるらしい。
もちろんしっかりやってほしいと求めとる依頼主もいるだろう,
それぞれ皆違う。
相手が何を求めとるのか察して動くことにした。
3日目。。。察してみるが。。。
おじちゃんには申し訳ないがさすがに他の依頼を選んだ

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