Monday, November 12, 2012

FUKUSHIMA
















借り上げ住宅のおかあさんと仲良くなり
お線香作りの後、元の自宅を案内してくれた。
先日UPした線量計もその途中で撮ったもの。
自宅は警戒区域で泊まることは禁止。
彼女の家は農業をやっていたが、
とにかくどの畑も、というか見渡す限り雑草だらけだった。
乳牛もいたが餓死、そんな写真も見せてもらった。
下の写真は除染で積み上がった袋。
写真の右側が砂地になってる様子分かる?
その場所を除染して手前に積んである。
横に寄せただけ、何の除染だ?

福島から南相馬に入るルート、今回飯舘村を通った。
除染中という看板が立ち防護服を着ている人たちを見た。
水噴射の除染には問題があり今は瓦屋根一枚一枚拭いているそうだ。。。
ひとつの家の除染に一ヶ月、ひとつの村の除染はいつ終わるのか。
そして原発から放射能が漏れ続けている中、除染の効果はあるのか?

案内してくれてかあさんが
「海沿い見る? 怖い? 数値高いの怖い?」
そう言いながらも見せたいという気持ちを察した。
真っ暗な中、
家が潰れ流され家財道具が至る所に散乱していた。
道路ももちろん整備されていない手つかず状態。
はじめて陸前高田に入った時と同じ光景だった。































最終日に違うエリアの海沿いを見にいった。
薄暗く見えないと思うが
左側は海で右側はすべて流されここも雑草だらけ。
いつもなら波の音は癒されるはずなのに
この光景を見ていると波はただただ恐怖感のみだった。
ここから内陸に戻ろうとした時
青看板を見上げると曲がっていた。
四角いカタチじゃないのは分かるかな?
津波はあんなとこまできたんじゃね。

















今日で1年と8ヶ月。
何が起きても、
とにかく一瞬一瞬は過ぎていく。
寄り添いながら続けていきたい。

今回も協力してくれた方々ありがとうございます。
また一緒に話し合い続けていきましょう。
よろしくお願いします。


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